マイホームを購入したら確定申告が必要!?

マイホームと確定申告 不動産

多くの人にとって一生に一度か二度の買い物となるマイホームの購入。

新築分譲住宅・マンションや中古住宅・マンションの場合は物件の見学、注文住宅の場合は土地の選定・間取りプランや設備の選択から始まり、住宅ローンの審査、売買契約、ローンの契約、登記申請など購入までの道のりが長く、引越しまで終わると一息つきたいと思われる方が多いと思います。

ですが、一息ついてばかりではいけません!

マイホームを購入したら確定申告が必要となるからです。今回はなぜ確定申告が必要なのか、確定申告をすると何が変わるのか見ていきたいと思います。

■会社員は確定申告が必要ない!?

会社員の方にとって確定申告はあまり馴染みのないものかもしれません。一度も確定申告をした事ないという方も多いのではないでしょうか。

そもそも確定申告は自分のその年の所得がいくらあったのか自己申告をして、申告した所得に伴い所得税等を納める為に行うものです。

ではなぜ会社員の方が確定申告の必要がないのか…それは毎月の給与から会社が概算で所得税を代わりに納めているからです。

実際に毎月の給与明細を見て頂くと所得税がしっかりと差し引かれていると思います。

しかし所得税を概算額で納めてますので、その額が多い時少ない時があります。

それを調整するのが、年末に会社に控除書類を提出して行う年末調整です。この年末調整をおこなっている為、会社員の方は確定申告をしなくても良いのです。

ただ、年末調整でまかなえない「税金が戻ってくる」還付申告があります。医療費控除や住宅ローン控除等です。

こうした控除は会社員の方でも、確定申告をしないと税金の還付が受けられないので注意が必要です。
また給与所得以外に年間20万円以上の所得がある場合も確定申告が必要となりますのでご注意を。

■マイホームを購入したら確定申告が必要!?

家を買った人、全ての人に確定申告が必要な訳ではありません。購入の際に住宅ローンを利用している人に確定申告が必要となります。

厳密には、確定申告を絶対にしないといけない訳ではありません。確定申告をしないと「住宅ローン控除」という所得税の還付を受けられない為、確定申告をした方が良いのです。

この住宅ローン控除は、会社で行う年末調整では出来ない為、確定申告が必要なのです。

■住宅ローン控除とは!?

住宅ローン控除とは、ローンを利用してマイホームを購入したり、特定のリフォーム工事(省エネ対策、バリアフリー対策)をしたりした際に、その年の年末ローン残高に伴い税金の還付が受けられる制度です。

この制度を受ける為には、年収が3,000万円以下である事や、住宅ローンの借入期間が10年以上ある事など諸条件がございますが、毎年年末ローン残高の1%(※最大40万円)を上限に10年間減税が受けられます。

具体的に下記のケースの方で10年間で約223万円の減税となります。

年収500万円、扶養家族1人(配偶者のみ)
借入額3,000万円、借入期間30年、金利1.2%、元利均等返済

223万円…車も買えてしまうくらいの大きな額ですね!

少し面倒ではありますが、確定申告をする事でこれほどの額が返ってくるのであれば、確定申告は絶対に行った方が良いと思います。

※消費税が10%への増税に伴って控除期間が10年間から13年間に延長される事が決まっております。(消費税10%の住宅を購入し、平成31年10月1日から平成32年12月31日までに居住の用に供した場合)

■確定申告はいつおこなうの!?

確定申告をおこなう時期は、原則翌年の2月16日か3月15日です。

還付申告は1月から申請ができます。地域を管轄する税務署で行うのですが、毎年窓口は混雑しますので早めに行っておくのが良いかと思います。

また、現在は郵送やインターネットでも確定申告が出来ます。

3月15日までに確定申告をすれば、3月末または翌月の4月頃に還付金が戻ってきます。

手軽に出来るようになってきてますので、マイホームを購入した際はお忘れなく!!

初年度に確定申告をおこなえば、翌年からは会社でおこなう年末調整で大丈夫です。金融機関から届く「残高証明書」と、税務署から届く「住宅借入金等控除証明書」を、保険控除の書類と一緒に年末調整の際に会社に提出するだけで済みます。

一度、確定申告をすれば、翌年からはしなくても良いのは嬉しいですね。